McLaren Racing (マクラーレン レーシング)、Smartsheet と Brandfolder でコンテンツの配布を高速化
McLaren Racing では、レース後もファンを魅了するために Brandfolder でレース日のすべてのコンテンツへのアクセスを一元化し、自動化によってコンテンツ チームを強化しています。
レース映像に最速でアクセスできるパートナー数
手動のストレージから移行予定のデータのテラバイト数
McLaren Racing (マクラーレン レーシング)、Smartsheet と Brandfolder でコンテンツの配布を高速化
McLaren Racing では、レース後もファンを魅了するために Brandfolder by Smartsheet でレース日のすべての映像へのアクセスを一元化し、自動化によってコンテンツ チームを強化しています。
「Brandfolder とほぼリアルタイムのコンテンツ提供により、ファンの方々に週末のレースで私たちと同じトラックに居るような臨場感を味わってもらえます。」
McLaren Racing の CEO
F1 レースのレーシングカーは最高 350 km/h で走行しています。そのため、カメラマンはまばたき 1 つで大切なシーンを逃してしまうことがあります。これこそイベントごとに何千枚という写真が撮られる理由です。この写真により、ファンは重要な瞬間を逃すことなく、エンジンが冷めた後でも熱狂を味わうことができるのです。
F1 ファンに魅力的な画像をできるだけ早く届けるために、McLaren Racing のコンテンツ チームは各レースの映像を絶えずアップロード、編集、配布しています。しかし、最近まですべてのデジタル資産管理業務が手動で行われていたことで、McLaren の膨大な画像アーカイブを考えれば当然のことではありますが、マーケティング業務のスピードが落ち、パートナーとの取り組みに影響が生じていました。「データ量が 90 テラバイト以上もあるコンテンツ アーカイブを保有していましたが、デジタル資産を即時に編集する機能はありませんでした」と、McLaren Racing のコマーシャル テクノロジー部門長である Ed Green 氏は明らかにしました。
関係者ごとに画像を手動で確認、分類し、パートナー フォルダにアップロードするだけで数日かかることもありました。「当社側からのコンテンツ提供が遅れることで、パートナーがウェブサイトやソーシャル メディアにデジタル資産を配布して希望通りの成果を挙げることが非常に困難になります」と、McLaren Racing のコマーシャル テクノロジー部門長である Ed Green 氏は述べています。
自動化へのギアチェンジ
McLaren Racing は、4 つのレース シリーズ全体で 50 社以上のパートナーにコンテンツを迅速に提供するための、一元化されたソリューションを必要としていました。これを実現するため、チームは Smartsheet と提携し、デジタル資産管理プラットフォームの Brandfolder を導入しました。「すべての既存データを Brandfolder に移しました。このソリューションはクラウドに配備されているので、カメラマンが新たなデジタル資産を直接そこにアップロードできるようになりました」と、Green 氏は述べます。
Brandfolder では、エンドツーエンドの画像ストレージの提供に加え、AI に基づく画像認識技術を活用したより効果的なコンテンツのタグ付けを行うこともできます。「自動的に各画像にパートナーをタグ付けして、デジタル資産をパートナーそれぞれのコレクションに割り当ててくれます」と、Green 氏は説明します。デジタル資産のグループ分けとラベル付けをより素早く行えるため、パートナーはそれらにすぐにアクセスして、必要な場所で共有することができます。
「言うなれば、コンテンツ クリエイターがレース映像を月曜日の朝にアップロードするようなものです。そして昼には、パートナーが利用できる状態になっています。これまではデジタル資産が利用できる状態になるまで 1 週間はかかっていました」と、Green 氏は加えます。
デジタル資産管理の変革を開始
AI 基盤の自動化は、McLaren Racing コンテンツ チームの週間作業時間の短縮に役立っています。また、マーケティング チームのメンバーも Brandfolder を信頼できる単一の情報源として使用しており、スマートフォンで撮影した画像をアップロードして、それをリアル タイムで他のチーム メンバーに共有しています。「ソーシャル チームは 1 週間に約 1 テラバイトのコンテンツをアップロードしていました」と、Green 氏は述べます。
デジタル資産管理システムにアップグレードすることで、McLaren の経営陣はこれまでにない可視性を手にしました。「Smartsheet と Brandfolder を使用することで、当社のマーケティング業務やクリエイティブ業務の概観を捉えられるようになりました。私にとって、この可視性はまさに画期的なものです。チームの連携が向上し、より大きな組織的目標の達成に集中できるためです」と、Brown 氏は力強く述べます。
ファンのエンゲージメントを支える推進力
McLaren は、チームのコンテンツ ライフサイクル全体を管理できる単一のプラットフォームを導入することで、日常業務全体を変革しています。「Smartsheet と Brandfolder とのパートナーシップにより、当社のキャンペーン、プロジェクト、プログラム全体にわたるデジタル資産を保存、追跡、解析、管理する方法が根底から変わりました」と、Green 氏は述べます。
コンテンツをすぐに利用できる状態にすることで、全関係者の足並みが揃い、かつ、それぞれが独立して活動できるようになりました。これがより早く成果を出すことにつながっています。
「デジタル資産を探し出すことは困難な作業でした。それが今では、コミュニケーション部門やマーケティング部門からイベント チームに至るまで、誰もが自分の業務に必要なすべての資産にアクセスできるのです」と付け加えました。
チームの連携向上、パートナーの活動推進、経営陣へのインサイト提供に加え、この新しいシステムは McLaren が最も重要視するファンの方々の要望に対応する際にも役立っています。Brown 氏は次のように述べています。「Brandfolder は部門横断的に使用できるため、縦割り分業的な仕組みを廃止して、チーム全体のコラボレーションを向上できます。これによって、私たちの動きがさらに早くなり、ファンとパートナーにより良い成果をお届けすることができています。ほぼリアルタイムでコンテンツを提供することで、ファンの方々に週末のレースで私たちと同じトラックに居るような臨場感を味わってもらえます」