デジタル トランスフォーメーションを受け入れイノベーションを加速させる Banco Rioja (バンコ リオハ)

Banco Rioja (バンコ リオハ) は Smartsheet プラチナ ソリューション パートナーである Systec (システック) と連携して、業務を変革し加速する成長とイノベーションの基盤を築くために Smartsheet Control Center を採用しました。

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業界

  • 財務

組織/団体規模

  • 中規模企業 (200 人~ 1,999 人)

地域

  • ラテン アメリカ (LATAM)

「大きな問題の 1 つは、組織に標準化された方法論がなかったことです。より非公式のやり方でプロジェクトを管理していたのです。独創性は大いにありましたが、計画や目標がありませんでした。管理するプロジェクトの数が増えていたので、より大きい規模でより効率よく作業するためのソリューションが必要でした。」

Pablo Noriega

Banco Rioja (バンコ リオハ)、PMO リーダー

世界中の多くの金融機関と同様、Banco Rioja (バンコ リオハ) は従来の銀行の実務を 21 世紀に持ち越すために業務を近代化する必要がありました。同社のリーダーたちは、ビッグ データ、人工知能、機械学習を活用した新しいサービスや製品を生み出すことで、Banco Rioja (バンコ リオハ) が競合他社よりも一歩抜きんでる可能性があることを知っていました。しかしこの取り組みには、同銀行が長年の業務で開発してきたものよりも合理化され、標準化されたプロジェクト管理プロセスが必要です。

Banco Rioja (バンコ リオハ) は Smartsheet プラチナ ソリューション パートナーである Systec (システック) と連携して、業務を変革し加速する成長とイノベーションの基盤を築くために Smartsheet Control Center を採用しました。

「当社は今、金融業界および銀行業務モデル全般に起きている大きな変化の中にいます。」と Banco Rioja (バンコ リオハ) の PMO リーダーである Pablo Noriega 氏は語ります。「より迅速に行動しなければ、他の銀行だけでなくフィンテックなどの新規参入者や、最悪の場合にはクライアントとの競争にも負けてしまう可能性があります。伝統のある大規模な銀行は機敏な対応が難しいかもしれませんが、小規模な競合他社にはおそらくないビッグ データの力などのリソースを持っているので、当社は有利な立場にあるともいえます。」

建設的な変化を導く標準化された PMO

Banco Rioja (バンコ リオハ) は本社をアルゼンチン北西部ラ リオハ州の州都に構え、リオハと 5 つの小さい州のコミュニティ、そして国の主要な金融街の一部であるブエノス アイレスに支店を持ち、州政府が完全に所有しています。同社はデジタル バンキングに対する顧客需要の増加に対応し、金融技術 (フィンテック) 企業との競争の激化に直面しています。Banco Rioja (バンコ リオハ) は、地域の社会的、経済的発展に貢献することに注力しています。

大きな目標を達成するために、Banco Rioja (バンコ リオハ) はプロジェクト管理組織 (PMO) を標準化し、チーム間の共同作業を改善する必要がありました。チームは革新的なプロジェクトを構築していましたが、それらを追跡してレポートするための集約された 1 つの方法、または一貫性のあるセットアップやベンチマークのプロセスがありませんでした。その結果、チーム メンバーの取り組みや重視する点が常に企業戦略とぴったり一致しているとはいえませんでした。

「大きな問題の 1 つは、組織に標準化された方法がなかったことです。」と Noriega 氏は言います。「より非公式のやり方でプロジェクトを管理していたのです。独創性は大いにありましたが、計画や目標がありませんでした。管理するプロジェクトの数が増えていたので、より大きい規模でより効率よく作業するためのソリューションが必要でした。」

 

Banco Rioja Office
Banco Rioja (バンコ リオハ) 提供の写真

 

Banco Rioja (バンコ リオハ) は、メキシコを拠点としてラテン アメリカ市場にサービスを提供するサードパーティ ソリューション コンサルタントである Systec (システック) と連携して、Smartsheet のソリューションを開発および実装しました。Systec (システック) はソフトウェア ツールの作成およびインストールだけでなく、プロセス構造の再設計および重要ステップの自動化方法についてのガイダンスを提供しました。これには、進行中の作業の監督と管理を合理化するために Smartsheet Control Center を採用することも含まれます。

現在では Banco Rioja (バンコ リオハ) の Smartsheet ソリューションによって、複数のチーム間でビジネス プロジェクトを作成し、計画し、実行するための一貫した方法論が確立されています。実装は IT チームによって開始され、支店の近代化プログラムに従うだけでなく、National Central Bank (ナショナル セントラル バンク) (BCRA) による監査とレビューを含む法規制順守プロセスを含むように拡張されました。Noriega 氏は、人事、セキュリティ IT、運用リスク分析と事業継続性、およびその他の主要分野のプロジェクトに Smartsheet を展開する予定です。

「Systec (システック) との共同作業は素晴らしい経験であり、プロセスの自動化と改善に役立ちました。」と Noriega 氏は言います。「新しい改良点を適用して、追加のソリューションやその他のプレミアム アプリを実装していくのに伴い、それらが当社の成長過程で重要な部分になっていくでしょう。」

会議の効果を高めるダッシュボード

Banco Rioja (バンコ リオハ) は Smartsheet Control Center を使用して、プロジェクト オーナーと銀行の幹部にプロジェクトのステータスと問題をリアルタイムで表示するダッシュボードを作成しました。監督機関や経営幹部との会議は、参加者がフォローアップ報告や説明を待つことなく、最新の情報に基づいて評価し意思決定を行うことができるため、より活動的です。

また、PMO チームはさまざまな場所や部門のプロジェクト オーナー、特にリモートでの作業者とより効果的に共同作業できます。さらに、Smartsheet によってサードパーティ ベンダーと簡単にプロジェクト情報を共有できるため、主要イニシアチブでのコミュニケーションと統合が改善されます。

10 倍の数のプロジェクトを管理

Noriega 氏とその同僚は Smartsheet によって特定時間内に管理するプロジェクトの数を劇的に増やすことができました。Noriega 氏が 2 年ほど前に初めて Banco Rioja (バンコ リオハ) に入社したとき、IT チームは約 10 個の主要プロジェクトを管理していました。Smartsheet で管理が簡素化され、プロセスの主要部分が自動化されることで、チームは 70 ~ 80 個のプロジェクトの最新のポートフォリオを管理できるようになりました。Noriega 氏は 2020 年代半ばまでにその数が 100 個に達すると予想しています。

Banco Rioja (バンコ リオハ) の最大の課題の 1 つは、ラ リオハ州が特に深刻な打撃を受けた国の財政危機の期間中に最低レベルまで暴落した規制格付けを改善することでした。Smartsheet を使用してデジタル イニシアチブと規制イニシアチブを管理することで、同銀行は実務と業績を永続的に改善することができました。その結果、BCRA によるシステム監査を通じて新しい格付けを獲得し、非常に高い評価により銀行の位置付けが変わりました。

Banco Rioja (バンコ リオハ) の規制業績の改善は、ビジネス プロセスと管理を変革するための懸命な努力の成果です。Smartsheet Control Center はその変化の重要な貢献者です。ソリューション自体をすぐに習得できるため、Banco Rioja (バンコ リオハ) の従業員がデジタル ビジネスの変革を推進するために必要な新しいプロセスや標準に簡単に適応できるようになったからです。

「Smartsheet は非常に使いやすい多くの機能とツールを提供してくれました。」と Noriega 氏は言います。「別のソリューションを選択していたら、ツール自体の習得が難しく、ビジネス方法論の実装が困難だったかもしれません。Smartsheet を採用したことで従業員がソリューションを受け入れ、すぐに慣れることができ、実装がとても簡単になったのです。」

 

Banco Rioja Group
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